ANAダイヤモンドメンバー番外編
修行僧への道

前回告知の通り、ステイタス獲得の為に夜な夜な飛行機に乗り続ける人々、修行僧にスポットを当ててみましょう。

その人々の実態を具体的にお伝えする為にインタビュー形式でお届けします。

インタビュアー:にゃこ丸、以下に

修行僧:村松 大手家庭用医薬品メーカー部長職
以下輝さん

に:輝さんのステイタスに関する思いを聞かせて下さい。

輝さん:やはり中学時代からファンクラブがある位、なんというか特別な人生を送って来たので、並んだり混雑する場所で過ごしたりは勘弁して欲しいんですよね。

に:お仕事で海外にも行かれるようですから、修行僧に身を落とさなくても充分プラチナステイタスには届くんじゃないですか?

輝さん:いやいや、国内出張は東京名古屋が多くそれでも月イチくらいです。
高いプレミアムポイントを稼ぐために正規運賃で旅費精算しようものなら涙が出るくらい社長に叱られますよ。

に:やはり最低でもプラチナメンバーになりたいと、特別な存在でありたいと思うわけですか?

輝さん:ええ、私は存在自体が特別なので。それで多少無理はしてもプラチナメンバーを目指す事にしましたよ。

に:自費分はおいくら程?

輝さん:出張で3万ポイントは稼げますから残り2万ポイント分必要なので自費分は約20万円ですね。
他の修行僧は50万から70万円はかけてるんじゃないですか?

に:でも毎年修行するのは費用も時間のやり繰りも大変でしょう?

にゃこ丸さん、あなた何も知らないんですね。
一度でもプラチナメンバーになって、そのステイタス期間中にスーパーフライヤーズカードを申し込んで取得してしまえばこっちのモンですよ。
少々お高い年会費を毎年払い続けてればね。こっちのモン!

に:こっちのモンとは?

輝さん:本当に何にもしらんなー。スーパーフライヤーズカードの優待サービスはプラチナメンバーに準ずるサービスを一生受ける事が出来るんですよ。
その為に今年頑張って飛行機に乗り続ける訳ですわ。分かった?

に:良く分かりました。スーパーフライヤーズカード!
なんて素晴らしい制度なんでしょう!
俺も修行するぞー!

こういう風な会話が日々日本主要都市で行われ、修行僧が増殖してANAが儲かって行くわけですね。

次回は輝さんのその他の証言から修行僧の実態に迫ります。

あ、なのでスィートラウンジ編はもう一回お待ち下さいませ。