旅猫にゃこ丸の図書館

旅に欠かせない本の紹介

2019年12月15日
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大問題小説
家畜人ヤプー 沼正三

この家畜人ヤプーはショッキング過ぎて内容をキッチリ覚えてない、忘れたい小説なのであらすじはウィキから引用。

『家畜人ヤプー』(かちくじんヤプー)は、1956年から『奇譚クラブ』に連載され、その後断続的に多誌に発表された沼正三の長編SF・SM小説。 なお、本作品はマゾヒズムや汚物愛好、人体改造を含むグロテスクな描写を含む。

大英宇宙帝国は、白色人種(特にアングロ・サクソン系のイギリス人)の「人間」と、隷属する黒色人種の半人間「黒奴」と、旧日本人の家畜「ヤプー」(日本人以外の黄色人種は核兵器と細菌兵器によりほぼ絶滅している)の3色の厳然たる差別の帝国である。 この世界に紛れ込んだ現代日本人男性の悲劇!

ちなみにこの日本人男性は本当の肉便器に改造され生きていきます。

おー怖い怖い。
あなたも読後にはもう忘れ去りたい!と思うであろう「家畜人ヤプー」にチャレンジして下さいな。

評価:出来ん

2019年12月5日
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原田マハ:カフーを待ちわびて

著者の原田マハさんは最近良く新聞やウェブ上でお見かけする事が多くなってます。
近年の作品は結構骨太の作品を書かれているようです。もちろん恋愛も絡んでいるのでしょうが。
なかなか新作を読ませて頂く機会が無いのが残念です。

はて、本作「カフーを待ちわびて」。
カフーとは果報の沖縄言葉。ブラジルのサッカー選手じゃあありません。
この本はとてもほっこり泣かせる恋愛小説です。何度も読んだなー。

あらすじは沖縄離島に住む不器用な心優しい主人公が、内地のとある神社に書いた「嫁に来ないか」の絵馬を吊るした事から始まる恋物語です。

とてもとても幸せな日常と島の再開発、おばあとワンコとの静かな生活。
怒涛の後半、彼女が島に来たそのわけ。涙なしでは読み終えることは困難!

どうです、久しぶりに泣きませんか?
久しぶり泣きたくなってないですか?
まあ、物語後半にこの主人公に向かって、「このバカモンがあ!」と頭を引っ叩きたくなる場面もありますがね。

心が疲れてたら是非読んでみて下さい。
にゃこ丸イチオシの恋愛小説です。

カフーを待ちわびて
評価10

2019年11月16日
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超能力者になりたくなくなる本
龍は眠る 宮部みゆき

天才宮部みゆきのデビュー作。

なんとこの作品は、宮部みゆきさんの処女作なのですが、最初に持ち込んだ出版社の担当が断ったという作品。
その担当どんなセンスしとんのや?
この作品をボツにするとか信じれませ。
編集者の才能なかったんだね。
いま何してんだろ〜その編集者。

さてあらすじ
ある嵐の夜、時間差ですれ違った1人の雑誌記者と2人の超能力者の物語。
超能力者の若者の生き方が悲しくも美しい。
宮部みゆきさんは作中超能力者の青年の1人に語らせてます。超能力者なんて10人いたら1人はいると。本当なら、、、。

にゃこ丸はそんな能力欲しかったし、この本を読んだらそんな能力無くて良かったとも思うしさ。
評価S

2019年11月15日
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悲し過ぎて二度と読めません
白夜行 東野圭吾

連ドラ等になってるので皆さんもあらすじはご存知ですね。
白夜行、ネーミングも秀悦です。
内容は物凄くヘビー。
これは自分であらすじ書くのシンドイのでウィキペディアより引用させて頂きます。

あらすじ
19年前(1973年)、大阪で起きた質屋殺し。
何人もの容疑者が捜査線上に浮かぶが、決定的な証拠がないまま事件は迷宮入りに。被害者の息子・桐原亮司と容疑者の娘・西本雪穂は、その後別々の人生を歩んでいくかに見えた。
だが、二人の周囲には不可解な凶悪犯罪が次々と起きる。人の心を失ったゆえの悲劇を、叙事詩的規模で描いている。

ここからまたにゃこ丸に戻ります。
白夜行は1度しか読めませんでした。辛すぎるもん。
山田孝之くんと綾瀬はるかさんのセカチューコンビで連ドラ化されました。それを見ておさらいしました。

この白夜行は筆者東野圭吾さんの最高傑作じゃないかな。
この頃の東野圭吾さんがピークだと思います。その後の作品は色んなメディアで取り上げられ映画化されるようになったんですが、にゃこ丸は白夜行までの作品のほうが断然おススメです。
パラレルワールドラブストーリーとか。

ちなみにこの白夜行は続編があります。 評価:にゃこ丸は二度と読めないが断然S

2019年11月15日
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若きカリスマが独裁者として
愛と幻想のファシズム 村上龍

突然ですがこの小説を誰か映画化してくれませんかねー。
楽しい大人の映画になると思うんですが。

最近はよく耳にするカリスマという単語。にゃこ丸は最近のメディアのカリスマという使い方に疑問を感じます。
なんでもかんでもカリスマカリスマうっさいわ! カリスマってマイスター替わりに使われてません?

にゃこ丸の好き嫌いは別として本当のカリスマって長島茂雄とか、矢沢とか、小泉元首相、イチロー、孫正義とかの面々クラスにしか使ってはいけない言葉じゃないかなー。

前置きが長くなりましたがあらすじ

若き狩猟家が近未来において、搾取される側に落ちてしまった日本の現状システムに絶望し、新しい日本を暴力によってまとめファシストの首領として君臨していく物語。

薬物テロあり、暗殺あり、なんでもありで、堂々と既存国家権力とアメリカに戦いを挑みます。

物語の舞台がまだ携帯電話やインターネットのない設定なのが残念。
まあ1984年連載開始だからしかたないけどね。

評価:今読んでもS

2019年11月15日
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能力者の苦悩を描く
滅びし者へ 志水辰夫

にゃこ丸大好き作家の志水辰夫の異色作です。奇伝小説。

あらすじ
織田信長生まれ変わりと気付かず生まれ育った陶芸家が、その存在を抹殺したい集団との闘争劇。
最愛の元恋人を見殺しにしてまでも非情に徹し生き抜く主人公。

この小説好き嫌いは別れます。
読み応えあります。

評価:S

2019年11月15日
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こんなん本当ならしんど過ぎます
夜の分水嶺 志水辰夫

この夜の分水嶺もおススメを聞かれた時に良くおススメする本です。
志水辰夫さんが大好きになった一冊。
志水辰夫さん本はもう二冊S評価があります。寡作ですが佳作が多い素晴らしい作家さんです。志水節が炸裂します。

さてあらすじ
警察官として将来を嘱望されながら退職を余儀なくされ、いまや裏の仕事で生きている主人公。
ふとしたキッカケから事件に巻き込まれ、やがて国家権力の恥部を隠滅しようとする警察権力の容赦ない抹殺の対象として追い詰められる。
逃走劇のなかで描かれる山中の孤独な老人との心温まる出会いと別れ。
終盤の幼馴染との邂逅。

国家権力はどこまで非情になれるのか。
人はどこまで優しいのか。

にゃこ丸、何度も何度も繰り返し読みました。
涙無しで読むのは無理。

評価S

2019年11月14日
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泣きながら読め: リング
鈴木光司

日本ホラー小説の金字塔であるリング。
あらすじは映画も大ヒットしたのでご存知ですね。

でも、映画と小説を比べたら映画の怖さなんてアマアマですよ。
小説はどうか?って
にゃこ丸は後半怖すぎて泣きながら読みましたわ。
そんな小説後にも先にもこれのみ。ホント怖かったー。ホントに泣いたんだから。
映画を後から見たら不気味さだけで全然怖くなかったもん。
そのくらい映画と比べるとこの小説は凄い。
リングがまだ世間に評価されるだいぶん前に読んだんです。初版持ってます。

是非読んで、読み始めたことを後悔して泣いて下さい。
ちなみに、にゃこ丸は怖過ぎるから2度と読まん!

評価:S

2019年11月14日
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電車で読むな:69 sixty nine
村上龍

記念すべきにゃこ丸図書館第1回は
村上龍さんの69 sixty nineです。
1987年刊行。

読書大好きって話をするとほぼ必ずおすすめは何ですか?って聞かれます。
相手が同年代から下なら必ずおススメするのが69 sixty nineです。
妻夫木君で映画化されてるのでご存知の方も多いと思いますが、意外と本を読んだことない人が多いですわ。

あらすじ
1969年佐世保の破天荒高校生の物語。主人公は若き日の作者村上龍さんご本人。
同級生のヒロインにモテたいがためだけに破茶滅茶やります。でもその行動力もまた凄い。
こんな高校生周りにいませでしたし聞いたことないわ。
でもほぼ実話のようです。スゲー。

なんで、電車で読むな!かは自分で満員電車で試してみてね。

評価:S

2019年11月14日
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旅猫図書館オープン

旅猫にゃこ丸図書館初版です。
こんにちはにゃこ丸です。
にゃこ丸図書館始めました。
本をアップするわけでも売るわけでもありません。

にゃこ丸が読んできた本でこれはとても面白いという絶品おススメ本の紹介ブログです。

読破してきた本は近年までSから1までランク付けしてきました。
Sから9位までとトンデモ本を紹介しますね。

では本編をお楽し下さい。
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