今から数年前、私の伯父が85歳で亡くなりました。癌を患って完治してその翌年再発。再発してからは長くは無かった。
とてもお世話になり、尊敬してた伯父なのでとても悲しかったですね。
その伯父には小学生からの仲良し五人組がいて、毎月酒を飲み交わす機会を作って、ずっと仲良くやってきた竹馬の友だったそうです。
お互い仕事の関係で遠くに住む事になったりしてもその関係は変わりない、皆も羨む仲の良い五人組だったそうです。
ある日、伯父が夜の10時に亡くなりました。危ないことは少し前から聞いていました。遠方の為駆けつける事も出来ず。私に連絡があったのは12時を回る少し前でした。
翌日朝一番の飛行機で帰りました。
伯父は一旦自宅に戻っていました。
その夜にはお通夜が執り行われ、親族の我々もお通夜の葬儀場に詰めていました。
そんな時、伯父の奥さんが
「Sさんの自宅に亡くなった旨の電話したら、また直ぐにSさん奥さんから折り返し電話があって、、、」と
Sさんとは伯父の幼馴染の親友。
どういう事かと言うと
実は同じ日にSさんが病気で急死してしまって、混乱してる中で伯父の訃報が入った。
最初に訃報電話を受けたSさん奥様は聞き間違いと思って伯父の自宅に掛け直したのです。
そしたらSさん奥さん伯父の訃報が間違いでは無かった事に2度ビックリ!
実はこの後、一つのびっくりと、まさかの大びっくりが待ってました。
通夜の翌日葬儀も終え火葬場へ伯父の遺体を火葬場へ。
釜に遺体を入れる作業を見守る我々遺族。
そうしていると、伯父の長女が
「隣の釜、あれ、Sさんじゃない?」
釜には故人の名前が記載されてるんですね。
それに長女が気付いたわけです。
これには皆ビックリ。どこまで仲良しかーって。
その後の精進落としの会食中に皆で
「叔父さんはSさんが一緒に向こうに行くぞ!って連れてったんだね」
と話してほのぼのしました。
Sさんご家族は突然の事で大変でしたでしょうが、、、。
実はその晩更に我々をビックリさせる報せが入りました。
仲良し五人組のお一人で長く病に伏していたKさんも伯父と同じ日の同じ時間帯にお亡くなりになっていたとの事。
皆で、なんと言う偶然!としばし言葉を失いましたよ。
この偶然の確率は凄い低い確率ですよ。
同級生なので同じ日に生まれる可能性はまあまああります。2人が同じ誕生日である確率は1/365です。なにせ同級生なので生まれる年は1年間の間に限定。
でも全く同じ日に亡くなる確率は同じ日に生まれる確率よりもざっと10倍くらい更に低いでしょう。無くなる年は人それぞれ違うのでね。
なので同級生が同じ日に亡くなる確率は
1/3650位じゃあないでしょうか。
まあまあ、低いですが身の回りでも起こり得る位の確率ですね。
実際我々もSさんが同じ日に、と言う事実には驚いたけど、信じられない!というレベルでは無かったからです。
しかし、もう1人同じ日にお亡くなりになると、それはもう、マジか?信じられない!となるわけです。
その確率は
1/3650×1/3650=1/13,322,500
1,332万分の1
ちなみにこの1,332万の数字の意味は?
大きい数字を腹に落とすには、その数字より小さくて、ああそうか!と納得出来る対比が必要ですね。
その対比を日本で1年間に亡くなる人数に求めます。
その人数は130万人。
この場合の正確な確率を弾く数式を知らないのですが、単純に比較すると1/10。
日本中で仲良し3人組がいたら10年に一度しか起こらない確率?
コレが五人組のうち3人が同じ日だったらとか難しい計算はしませんので、興味ある方は計算してみて報告頂ければ有難し。
どなたか解の二乗検定もやってくれなあかなー。
まあ、何れにせよ宝くじの100万円当たるくらいの確率なんだと思います。
でもね、哀しかったのは五人組の仲間の中で残されたお二人がですね、、。
もちろん葬儀にいらしてました。
物凄く寂しそうでちゃんとご挨拶も出来ませんでした。
そのお二人には何卒健やかに長生きして頂きたいと思いました。
伯父さんは向こうでも世話役やってかなー?
2019年12月11日
から inperson
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