味噌かつ界の救世主
岐阜県関市:明勝

今日は今まで封印してきた問題料理「味噌かつ」なるものを考察したいと考えます。

「味噌かつ」それについて前向きな意見を聞く事は少なし。
「味噌かつ」それについて是非ともまた行きたいとの思いを聞く事は少なし

どうです、「味噌かつ」この料理ほど名古屋人とよそ者の間に大きな溝が横たわっている事を考えさせられる料理が他にあるでしょうか?

味噌かつは確かに問題の多い料理でござる。しかしながら、、、、。
何かフォローしようと思いましたが、問題の多い料理以外の何者でもない気がするのでござる。

その中で是非食べて頂きたい味噌かつ屋さんが2軒あるんです。
ちなみに2軒とも名古屋市内ではないですが。

前置きが長くなりましたが、そのうちの1軒を紹介します。 そのお店は岐阜中濃地区の関市にあります。刃物の町として有名ですね。
あとは長良川が流れているくらいかなー。
そこの国道沿いに明勝という豚カツ屋さんがあります。ここがその問題料理の味噌かつを美味しく食べれると言う奇跡を体現したお店なんです。
そこの味噌ダレは赤味噌ベースで、まるで赤ワインベースのソースを思わせる奥深さを湛えながら、クドさを感じさせない仕上がりとなっています。
ボリュームもあり、美味しく腹一杯やでー!ってなります。

関市方面にメーカーと同行するとほぼ必ずこちらに案内します。
もちろん問題の多い味噌かつを、取引先に自腹で払わせる訳には行きませぬ。
基本「ご馳走します」の程で連れ込みます。
だって、「味噌かつ」ってワードには微妙な空気感を生じさせる何かのパワーがあるんですもん。
「こいつ、俺に味噌かつを喰わせる気かっ!?」ってアムロレイみたいに呟いているはず。

でも、そんなキレ気味に暖簾をくぐった取引先も、食べ終わり出てくるときは満面の笑み。
ここでにゃこ丸は取引先に対しマウントを取れる訳です。 相手の「キレ気味で悪かった」という後ろめたさを利用する訳です。

味噌かつはそんな料理です。

明勝はそんなんをあんなんに高めた訳です。
明勝に幸あれ!