若きカリスマが独裁者として
愛と幻想のファシズム 村上龍

突然ですがこの小説を誰か映画化してくれませんかねー。
楽しい大人の映画になると思うんですが。

最近はよく耳にするカリスマという単語。にゃこ丸は最近のメディアのカリスマという使い方に疑問を感じます。
なんでもかんでもカリスマカリスマうっさいわ! カリスマってマイスター替わりに使われてません?

にゃこ丸の好き嫌いは別として本当のカリスマって長島茂雄とか、矢沢とか、小泉元首相、イチロー、孫正義とかの面々クラスにしか使ってはいけない言葉じゃないかなー。

前置きが長くなりましたがあらすじ

若き狩猟家が近未来において、搾取される側に落ちてしまった日本の現状システムに絶望し、新しい日本を暴力によってまとめファシストの首領として君臨していく物語。

薬物テロあり、暗殺あり、なんでもありで、堂々と既存国家権力とアメリカに戦いを挑みます。

物語の舞台がまだ携帯電話やインターネットのない設定なのが残念。
まあ1984年連載開始だからしかたないけどね。

評価:今読んでもS