蕎麦の空白地帯と呼ばれて久しい中部地区ですね。特に名古屋が酷い!
あれだけの人口と文化を持ちながら蕎麦空白地帯と呼ばれてもしかたない。
何にも言えねーってくらいまじスカスカですよ。
蕎麦名店がギッシリ詰まっている札幌と比べると、まあどうしてこんなスカスカ地帯を皆ほっとくのでしょう。
味噌煮込みうどんの山本屋本店とか、台湾ラーメンチャンピオンを有する藤一番グループとか、蕎麦に打って出てもよろしくない?
社会貢献として。 ちゃんとした蕎麦にさ。
味仙さんはちゃんとした蕎麦は無理だからムリしないでね。
そんな、スカスカ中部にあってひときわ輝いている蕎麦屋さんがあります。
栗きんとんで有名な中津川駅近くのすぎむらです。
初めて頂いた時の衝撃はなんと表現したらよか?
いやいや、コシ、香り、太さ、お出汁とどれを取っても文句の付けようがありません。
このお店に欠点があるとすれば、配膳のオバちゃんがなんかこう上からの物言い!
おばちゃんアンタこの蕎麦打ってへんやないかー。
蕎麦打ちのご主人はいたって当たりが柔らかで好感度はかなりのレベル。
なんでかなー?
逆ならよくあるパターンですが。 親子なのかなー?
このすぎむらさん、もうお亡くなりになった三国連太郎さんが愛したお店です。
季刊誌新そばに三国さん自身が執筆されたお気に入りの蕎麦店として2ページに渡りすぎむらを賞賛していました。
ところが、すぎむらさん三国さんのお気に入りだった事を全く喧伝してませぬ。
サービス業として凄くないですか、この姿勢。
私なら店中三国連太郎さん関連ポスターやサイン色紙で埋め尽くします。
そしてお客さんに「こちらは三国連太郎さんと縁が有るのですか?」と言わしめるサクーセンをとりますな。
少なくとも、季刊誌新そばのその回は10部ほど購入し、7席全てに付箋つけて置いときますね。それさえも実行してない!
何という清さ!
にゃこ丸は蕎麦大好きなのですぎむらで季刊誌新そばをめくってたら偶然目にしたんですよ。
すぎむらに居ながら。
あー、良かった目にできて。
あー、熱く語ってしもーた。
評点:中津川に行く人全てにおススメします。
駐車場はなかなかファンキー。