なにせ天下の松坂牛のお膝元ですからね。
お店によって当たり外れの多いホルモン屋さんです。
念のため地元の取引先のお爺さん社長に色々教えてもらい、たどり着いたのが脇田屋さん。
松坂の有名ホルモン焼き屋さんは一升ビンさんなどがありますね。
話は逸れますが、一升ビンって良いネーミングでよね。素晴らしい。
でも味、雰囲気は脇田屋さんが1番ですね。
北海道夕張の東京ホルモンも中々でしたが、脇田屋さんは何せ松坂牛の地元新鮮ホルモンを使ってますから。
ここで、牛の内臓の流通に関してウンチクを少しお聞き遊ばせ。
牛の枝肉はタグで管理されているので、国産牛であればこの肉は誰が育ててどう言うルートで店に並んだか分かる仕組み。
内臓に関しては全国一律では無いと思いますが松坂で聞いた話です。
その内臓はと言うと、枝肉にした後に出てくる内臓を専門に扱う業者さんが屠殺場にいらして、昔からの権利で少人数の業者さんで独占的に扱うようです。
なので、その内臓業者さんとどれだけ関係が深いかでお店側が手に入れることの出来る内臓の品質に直結するようです。
これは悪弊ではなく、大変なお仕事に従事してくれる人達を守る習慣なんだと思います。内臓の処理なんて実入りが少なかったら誰もやらないんじゃないかな。
自分で鰹の塩辛1匹分作るのも大変なのに。沢山の牛さんの内臓ですからね。
そんな背景がありーの脇田屋さん。
もちろん松阪牛ホルモンそのものもとても美味しいのですが、松坂では珍しい味噌ダレがたまらんのです。
多少焼きすぎても味噌ダレが香ばしく焦げるだけでホルモンへのダメージは少ないんですね。
火の通り過ぎによるホルモンが硬くなる事をを防げます。
お店の大将も優しく食べ頃を教えてくれます。
メニューも豊富で、もちろん松坂牛の焼肉もあります。
評価10ホルモン界の西のチャンピオン