東京神田の極ウマ
とんかつ:旭軒

バブル期の有名な小説に「ノルウェイの森」という村上春樹さんの著書があります。
その中で精神医療関連の門番だったと思うんだけど、そのおじさんが主人公に向かって「東京は豚が美味しいところですなー」と唐突に話を振るシーンがあるんです。

でもやはり東京に住んでみて特段豚料理の美味しい店が多いとは感じないんですよね。
まあ、少し変わったおじさんの話を村上春樹さんが盛り込んだだけなんでしょうが、「東京」「豚」とくるとノルウェイの森のそのシーンを思い出してしまいます。

さて、今回はそんなに豚肉の美味しいと噂の東京で、本当に美味しいトンカツに出会ったお話です。

そのお店の名前は「旭軒」さん。
店名の前後にトンカツも文字は付いてませんが、れっきとしたトンカツ中心の街の揚げ物屋さん。
場所は神田駅西口商店街にあります。
にゃこ丸はよく通るんだけど全く気が付いてなかったです。

仲良い同期と打合せがてらランチでフラッと偶然入ったお店。 11:45に暖簾をくぐった時はまだ空席があったんですが、12時前にはもう満席。待ちも出てました。

メニューにはヒレカツ、ロースカツ、トンカツの順で、他にもマグロ系のカツやミンチカツなんかも有りました。
我々は二人ともオーソドックスにトンカツを注文。

しばし情報交換をしつつトンカツが出てくるのを待ってましたが、30分経っても出て来ない。 大体厨房がカウンター向こうのすぐそこにあるのに揚げてる音がしないんです。少し心配になりながらもまた話しに夢中になり40分経過。
ようやくトンカツが運ばれて来ました。

全く期待していなかったんですが、そこには目を見張るトンカツが!
あの名古屋の住宅街にある名店トンカツ浅倉さんを彷彿とさせるトンカツが目の前に。

そうです、薄ピンク色の旨そうなトンカツです。
ジューって揚げてる音がしないのは浅倉さんと同じで低温でじっくり揚げるからに相違ない。
時間がかかるのもその為。
その旨さを知ってるから待たされても並ぶ人がいるんだね。 全てがガッテンいきました。

味は申し分ないです。
とても美味しい。
火が通り切って無いから肉の本来の甘さを感じる事が出来る逸品です。
ソースもそんな旨味の濃いトンカツにピッタリの甘辛さでした。
それで950円です。
なんと、千円以下。
またその2日後にお邪魔しましたよ。
そのくらい美味しいです。

名古屋の浅倉さんに行く必要無くなったなー。

サラリーマンコストパフォーマンス評価
満点!

投稿者: にゃこ丸

毎週日本のどこかを出張しているサラリーマンです。 好きなものは、お寿司、ステーキ、ANAダイヤモンドステータス、猫、芝犬、キャンプ、読書、映画、テレビドラマです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です