著者の原田マハさんは最近良く新聞やウェブ上でお見かけする事が多くなってます。
近年の作品は結構骨太の作品を書かれているようです。もちろん恋愛も絡んでいるのでしょうが。
なかなか新作を読ませて頂く機会が無いのが残念です。
はて、本作「カフーを待ちわびて」。
カフーとは果報の沖縄言葉。ブラジルのサッカー選手じゃあありません。
この本はとてもほっこり泣かせる恋愛小説です。何度も読んだなー。
あらすじは沖縄離島に住む不器用な心優しい主人公が、内地のとある神社に書いた「嫁に来ないか」の絵馬を吊るした事から始まる恋物語です。
とてもとても幸せな日常と島の再開発、おばあとワンコとの静かな生活。
怒涛の後半、彼女が島に来たそのわけ。涙なしでは読み終えることは困難!
どうです、久しぶりに泣きませんか?
久しぶり泣きたくなってないですか?
まあ、物語後半にこの主人公に向かって、「このバカモンがあ!」と頭を引っ叩きたくなる場面もありますがね。
心が疲れてたら是非読んでみて下さい。
にゃこ丸イチオシの恋愛小説です。
カフーを待ちわびて
評価10
原田マハ:カフーを待ちわびて
2019年12月5日 | 0件のコメント