むかーし昔、本州最西端の港町に華菱という高級クラブがありました。
そこで起こった今となっては笑える、もう時効だよね、の話しを綴りたいと思います。
まずは第一回なので華菱の基礎知識を。
ちなみにこの基礎知識もう通用しないですよ、華菱はとっくに潰れてますから。
ソシアルクラブ華菱
営業18時から24時
日曜日休業
支払い相場
1人2万
2人3.5万
3人4.5万
以降プラス1万円/人
もちろんボトルを入れるか入れないか
フルーツを頼むから頼まないか等で料金は大きく変わります。
あと、常連さんが団体で来られると、ママ判断で1人7000円くらいで受けてました。
客層
大手地銀、第2地銀、生保、損保、漁業大手メーカー、その関係会社、地場オーナー企業経営者、不動産関係者、極道、職業右翼、たまに普通のサラリーマン、郵便局員、ホステスさんの彼氏
場所:繁華街の外れの国道路面店。
その町では3番目にランクされる高級クラブ。といっても所詮地方都市。
オーナーママ:身長145センチくらいかな?
人の良いママさん。ベッキーを不細工にした感じ。ママの秘密の噂はお客さんからトイレで一緒になった時に聞かされました。
お母さん:ママの実母。我々バイトのお母さん的存在。入口カウンターで経理担当。
マネージャー:ママの夫。半年に一度くらい出店。普段は普通のサラリーマン。
優しいパパさん。のび太似。
井上さん:裏の厨房を一人で切り盛りオバさん。
多少裏表がありこちらがムカつく。なのでたまにオラーって怒ると良くなる。
ホステスさん:総勢20名くらい。18歳から60オーバーまで多士多彩!
土地柄在日の人が多かったな。半分以上だったかも。
売上トップはほぼ常にひとみさん。
でも、田舎なので月に100万円超えたことが一回だけかなー。100万円超える日にひとみさんの彼氏が初めて来店しました。
それはそれで少し感動しました。
その他の面々も面白い人が多かった。
色んな意味で。
ボーイ:6名のバイトでシフト。にゃこ丸後半の2年はボーイ長。ほぼウチの大学のテニス部と応援団部で構成。
時給800円。ボーイ長はプラス100円。
席の配置
玄関を入って左からテーブルNo.
1.3.5.6.7
右手はLのカーブカウンター その奥にテーブル8.10、とカラオケステージ
そうです、昭和60年代の片田舎の高級クラブにはその時期8トラックカラオケがあり、やがてLDカラオケが導入されます。
さて次回より石原裕次郎とフルハム三浦の香りがする時代にタイムスリップ!
にゃこ丸よどれだけ思い出せるか!?
あの日のクラブ華菱
プロローグ
2019年11月14日 | 0件のコメント